核兵器の使用は犯罪
フランシスコ教皇は「戦争のために原子力を使用することは、犯罪以外の何ものでもありません。人類とその尊厳に反するだけではく私たちの地球の未来のあらゆる可能性に反します」と述べて、
核兵器の使用は犯罪にあたるとの考えを示しました。

そのうえで、「平和について話すだけで、何一つ行動しなかったと、次の世代の人々が私たちの失態を裁く裁判官として立ち上がるでしょう」と述べ、平和について語るだけでなく、核兵器の廃絶を
はじめとした具体的な行動を起こすべきだと訴えました。

そして、「戦争のための最新鋭で強力な兵器を製造しながら、平和について話すことなどどうしてできるでしょうか」と述べ、平和な国際社会を築くために武器を手放すよう呼びかけました。

真の平和は非武装の平和以外ない

また、フランシスコ教皇は「武力の論理に屈し、対話から遠ざかってしまえば、一層の犠牲者と廃虚を生み出すことがわかっていながら、武力が悪夢をもたらすことを忘れてしまうのです」と述べて、
国際社会は対話によって軍縮を進める必要があると訴えました。

そして、「紛争の正当な解決策として、核戦争の脅威で威嚇することに頼りながら、どうして平和を促すことができるでしょうか。真の平和とは、非武装の平和以外にありえません」として、
核兵器の廃絶を強く訴えました。

抜粋

全文はこちら NHKニュース 
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191124/k10012189581000.html