☆もう「おまいう」しかない

なんとか乗り越えた。
GSOMIA「条件付き延長」は幸いだ。
政府の立場でも終了がもたらす負担が大きかったようだ。

韓米関係で最悪は避けた。とはいえ傷は深い。
韓日関係は新しく始めなければいけない。
外交は一方が望む目標をすべて達成するのは難しい。

完ぺきな勝利よりも適切な水準で満足することを知る必要がある。
GSOMIAゲームでは韓日はともに失敗だった。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領と安倍首相は向かい合って走っただけで実用的ではなかった。
こうした状況で「条件付き延長」は文在寅外交の新しい着手だ。

実際、日本はGSOMIAの効力維持という実際の利益を握ったが、韓国は確実に手に握ったものがない。
それでも文大統領はなぜそのような選択をしたのだろうか。

「条件付き延長」を決めた時、その後の影響を予想したはずだ。
日本の経済報復措置に対して「義兵」「竹槍歌」で対抗すべきだと言ったのは政府と与党ではなかったのか。

今になって退いたという批判を念頭に置かなかったはずはない。
すぐに進歩陣営が反発した。

700余りの市民団体連合である安倍糾弾市民行動が「こうした姿を見るために我々は不買運動をしたのではない」として青瓦台の前で記者会見を開いた。
チョ・グク前法務部洋館をかばった正義党も「原則と一貫性が踏みにじられた」(金鍾大議員)という。

進歩は文大統領の支持基盤だ。
保守陣営も「安保で賭けに出た結果、同盟の絶対条件である信頼を失った」(羅卿ウォン韓国党院内代表)と批判した。
しかもギャラップの調査によると、GSOMIA終了決定について「良い」が51%、「悪い」が29%であり、終了を強行すれば世論の負担は減った。
文大統領は双方から非難され、世論でも不利な道を選んだのだ。

日本に対して特に強硬姿勢を見せてきた文大統領だった。
GSOMIA以前の強制徴用、慰安婦問題などで激しく衝突した。

昨年2月、平昌(ピョンチャン)では韓米軍事訓練延期をめぐり安倍首相と戦う直前まで行ったこともある。
一つ一つ衝突事例に言及するのが難しいほどだ。

民主党の重鎮議員は「大統領は就任後、安倍首相に対して力を注いだ。
しかし安倍首相が文大統領を無視するような事例が何度かあり、一時は文大統領が安倍首相をおかしな人だと考えるほどだった」と話した。

こうした流れが続いたうえ、原則主義者の文大統領のスタイルのため延長は事実上難しいのではと誰もが考えた。
大統領候補時代にGSOMIA破棄に言及したことがあり、終了するかどうか決定が下される直前には半導体企業を訪問し、「半導体製造強国の大韓民国は誰も揺さぶることができない」と語った。

しかし文大統領は予想を覆した。
青瓦台(チョンワデ、大統領府)の言葉通り日本が先に輸出規制見直しの意向を表したのかもしれない。

また米国の圧力が知られている以上に強かったのももしれない。
しかしいくつか事情があっても最終決定は文大統領がする。

今までそのような圧力と考慮がなかったため「マイウェイ」を続けてきたのではないのか。
今回の決定は現実的だ。

どこに足をつけておくべきかを知って下した決定ということだ。
今までこの道が正しかったが実際に来てみると違うと感じて正すのは勇気だ。

韓日議員連盟会長であり知日派重鎮の姜昌一(カン・チャンイル)民主党議員に23日午後、国会で会った。
姜議員は最近、「来年の総選挙への不出馬を考えている」と明らかにして話題にもなった。

−−延長することにしたが。

「安堵した。本当に幸いだ」

−−文大統領の決定をどう思うか。

「文大統領は原則を持って進めた。そうしながらも柔軟性を持って政策を決めたと見ればよい。
文大統領は原則主義者だ。政治は原則だけではいけない。大統領は国益を考えなければいけないため、融通性も見せなければいけない。
原則主義者でも『条件付き延長』決定は道理を守ったのではないだろうか」

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https://japanese.joins.com/JArticle/259901