ざっくり言うと
 デモへの対応を巡り、香港市民たちは警察への不信感を募らせているようだ
 そんな中、若者の間では「自分は自殺しない」と宣言する動きが拡大中だそう
 自分の身に何が起きても、自殺として扱われないようにするためだという


香港の若者が「不自殺宣言」警察不信で?不審死の噂

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 民主派の大勝利に終わった香港の区議会選挙ですが、まだ市民の間に安心感はありません。そんななか、若者らの間に「自分は自殺しない」と記しておく動きが広がっています。これは何を意味するのでしょうか。
 SNSで若者たちが共有しているテンプレート「不自殺宣言」。自分は決して自殺しないという内容です。これが何を物語っているのでしょうか。地元メディアによりますと、香港ではデモが始まった6月から9月までの死者のうち、自殺とされた人や原因不明とされた人が去年に比べて増えているというのです。もちろん、デモとの関連は明らかではありません。しかし、デモ隊に死者が出たり警察が発砲したりしたことが不信感を広げました。若者たちは、自分の身に万一のことがあった場合に自殺として扱われないかと危惧しているのです。

 市民と支配階層の間に広がる溝。民主派の圧勝に終わった区議会選挙はこうした情勢に変化をもたらすのでしょうか。政府にノーが突き付けられた選挙結果を受け、林鄭月娥行政長官が会見に臨みました。
 林鄭月娥行政長官:「暴力は問題の解決にはなりません」
 この場合の暴力とはデモのことです。
 林鄭月娥行政長官:「私は正式に5つの要求の一つ(逃亡犯)条例の撤回に応じました。これ以上はすでに説明してきた通りです」
 ランチタイムに街頭に繰り出した市民らは腕を天に伸ばし、手の平を広げました。5本の指は5つの要求を示しています。


2019年11月26日 19時44分
https://news.livedoor.com/lite/article_detail/17439536/