事件をスクープしたAERAの記事を参考に解説すれば次の様になる。

 平成元年(1989年)2月28日の18時ごろ、村内の小学校に勤める女性教員(23)が教員住宅に帰宅し、トイレに入って何気なく中を覗くと、靴の様なものが見えたという。

 驚いて外の汲み取り口へ周ると蓋が開いていて、確認すると人間の足が見えた。 女性教諭はただちに教頭先生ほか同僚の教員を呼び、同僚が警察へ通報したという。
 
 駆け付けた村の駐在と消防団員らは、三春警察署から捜査員が来るのを待たず便槽からその男を引っ張り出す。だが、入り口が狭くて出すことが出来ず、周りを重機で掘り起こして便槽を壊して、どうにか取り出すことに成功した。

 便槽の中の男は既にに死亡しており、遺体は真冬なのに上半身裸で、着ていた上着を胸に抱えて膝を折り、顔をやや左に傾けた形で固まっていたという。