>>45

陸海軍共に日露戦争の決戦嗜好な成功体験に固執したドクトリンから逸脱出来なかった点が全てだろ?
国家戦略上支那事変のゴールを明確に設定しなかったのも大きいかね?
日独防共協定から一転し日ソ不可侵条約結んで、バルバロッサに乗して破棄するのしないの…昭和天皇が松岡白鳥他外務省ドイツシンパに不快感持たれたのは無理もない。

反共に徹するなら徹底しないと国体護持もままならんのだが、独ソのポーランド侵攻に加担する形を選択した時点で外交上のドツボに嵌ったとは言えないかね?
満州利権を英米から保護する戦略方針自体は妥当だが、ドイツに釣られた対応じゃ具体化はキツい。
戦略眼だけなら蒋介石の方が上を行っていた現実も直視しないと、先の敗戦の反省にはならんのよな。
悪辣と蔑ずまれようが国家生存に徹するか、糞の役にも立たぬイデヲロギーに殉するかは現代日本人にも問われ続ける哲学的命題かもなあ。