https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191204-00000000-jct-soci

「どなたか万札を崩せませんか?」。路線バスに乗った時、20代のある会社員男性は
運転士の車内アナウンスを聞いた。たまたま1000円札の持ち合わせがあったこの男性は、
両替できることを申し出た。バスの両替機が1万円札に対応していなかったため、
万札しか持っていなかった別の乗客が運賃を支払えなかったのだ。

このケースは事なきを得て運行が再開されたが、男性の厚意に助けられた形。
どこの路線バスでも同じような対応をするのだろうか。「乗客が『万札しかない』と申し出たらどうする」。
複数のバス会社に見解を聞いた。

■1000円札があったので「すぐ名乗り出た」

冒頭のケースに直面した男性は、ツイッターユーザーの島村(@toike_shimamura)さん。
2019年11月24日、関東地方の路線バスに乗車した時のエピソードを投稿し、1万6000回以上リツイートされた。

「さっき久々に整理券式バスに乗ったら、『どなたか万札を崩せませんか?』と車内放送。
千円札を沢山持ってたワイ、すぐ名乗り出たら、運転手さんがニコニコしながら何度もお礼を
言ってくれたんだけど、当の万札しかなかったおじいさん、なんでずっとこっちを睨んでたんだろう。コワイワー」

困っていた乗客を助けた格好だが、リプライには「何と言うか古典的なよくある手口ですね」
「その方...払わずに降りたかったんじゃ...」「無賃乗車を目論んでいたんでしょう」と、何かを察したような声が多数ある。
バス内の両替機は1000円札しか通せないものがほとんど。手持ちに1万円札しかなく、運賃をピッタリ支払えないことを理由に、
「タダ乗り」を試みたのではないかと推測されているわけだ。

島村さんも、実際の相手の反応からそのように感じた様子。J-CASTニュースの取材に
「地域の足を長く残すためにも、善意につけ込んだ不正が少しでも少なくなればと願っています」と話した。

現代は交通系ICカードの普及などにより、現金での運賃支払いを見かける機会は一昔前より減った。
とはいえ、全くなくなったわけではない。もし今回のように乗客が「1万円札しかない」と申し出たら、運転士はどう対応しているのか。
また、万札が両替機に対応していないことを逆手にとった「無賃乗車」に頭を悩ませることはあるのか。

■バス会社に聞いてみると?

ジェイアールバス関東(本社・東京都渋谷区)総務部の担当者は取材に対し、次のように話した。

「バス車内の両替機で1万円札と5000円札は両替できません。それと別に、乗務員には高額対応用の釣り銭を持たせて運行しています。
基本的に高額紙幣の両替はお控えいただければというところですが、お客様のご事情で1万円札しかないという場合もあります。
そうした状況に対応できるよう、各乗務員に持たせています」

意図的な無賃乗車については「少なくともこちらではそういった報告はありません」としている。

京成バス(本社・千葉県市川市)でも、車内の両替機は1万円札・5000円札に対応していない。同社総務課の担当者は、
これらの紙幣しかないと申し出があった場合について、こう話す。

「マニュアルでこうするように、と取り決めているわけではなく、乗務員が状況に応じて臨機応変に対応しています。
『次回ご乗車された際に、今回の分と一緒にお支払いをお願い致します』と案内する乗務員も多いです。
後日、お客様の方から『先日の運賃を支払いたいのですが、どうすればいいですか』と問い合わせてくださることもあります」

車内放送で他の乗客に崩せないかを呼びかけることについては「そうお声がけする乗務員もいるかとは思いますが、
あくまで決まった対応を用意しているわけではありません」とした。運転士に現金の持ち合わせは「させていない」という。


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