教諭いじめで賞与増額見送り可決

http://www3.nhk.or.jp/lnews/osaka/20191204/2000023040.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

神戸市の公立小学校での教諭によるいじめ問題を受け、「教育委員会全体の責任だ」として、
教育委員会の幹部や学校の校長らあわせて300人以上のこの冬のボーナスの増額を見送る改正条例が、
4日の市議会で可決・成立しました。

神戸市の公立小学校で起きた教諭によるいじめ問題を受け、市は、
「教育委員会の対応にも問題があり全体の責任だ」として、教育委員会の幹部職員や、
学校の校長らの冬のボーナスの増額を見送る給与条例の改正案を、市議会に提出しました。
対象となるのは、教育委員会事務局の課長級以上の職員と、公立の小中学校の校長ら
あわせておよそ320人で、予定されていた2%余りの増額を見送るとしています。

4日の市議会で、改正案の審議が行われ、議員からは、
「見送りの対象には、今回の問題とは関係のない図書館や博物館の職員まで含まれており、納得できない」
などとして、反対する意見も出されましたが、採決の結果、賛成多数で可決・成立しました。

一方、神戸市は、今回見送られた増額分について、関係者の処分や再発防止策の策定が終われば、
さかのぼって支給することもあり得るとしていて、
これまでの審議の中では、議員から
「結果的に支払われるのであれば、ただのパフォーマンスではないか」などという意見も出ていました。

神戸市教育委員会は、「今回の教諭によるいじめ問題は、教育行政を揺るがす問題で、
この段階でのボーナスの増額は市民の理解を得られないと判断した。
調査委員会の事実解明が終わりしだい、関係者の厳正な処分を行い、再発防止に取り組んでいきたい」としています。

12/04 13:57