https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191206/k10012203941000.html

中村哲さん銃撃 自動小銃で数回 強い殺意で犯行か
2019年12月6日 4時02分

アフガニスタンで長年、人道支援と復興に携わってきた医師の中村哲さんが銃撃され、死亡した事件で、中村さんは殺傷能力の高い自動小銃で数回にわたり撃たれていたことがその後の警察の調べでわかりました。警察は、銃撃犯らは強い殺意を持って犯行に及んだ疑いがあるとみて調べています。

アフガニスタン東部のナンガルハル州ジャララバードで4日、福岡市のNGO「ペシャワール会」の現地代表の医師、中村哲さん(73)が車で移動中に何者かに銃撃され死亡しました。中村さんと一緒にいた運転手や警備員合わせて5人も撃たれて死亡しました。

現場での目撃情報によりますと、中村さんを銃撃したのは複数の男らで、日本製の乗用車に乗って中村さんの車の進行を妨害したうえで、銃撃したことがわかっています。

その後の警察の調べで、中村さんは助手席に座っていたところ、車から降りてきた男におよそ10メートルの距離から殺傷能力の高い自動小銃で数回にわたり撃たれていたことがわかりました。

中村さんの腹部には銃弾2発が撃ち込まれていたということで、警察は銃撃犯らは強い殺意を持って犯行に及んだ疑いがあるとみて調べています。

中村さんの遺体は首都カブールにある軍の病院に移され、遺族や関係者の到着後、日本に向けて搬送されるとみられます。

国際貢献志す若い世代にも影響
(リンク先に続きあり)


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