0001首都圏の虎 ★
2019/12/09(月) 22:22:26.86ID:+pE0yRkn9観光立国化を推進し、国際交流を誘致する仕組みを確立
東京が世界トップ2のロンドン、ニューヨークに対抗し、アジアエリアで絶対的優位を保つには、東京の弱みを克服し、強さに変えなければなりません。前回(『 アジアNo.1都市から陥落も…いま「東京」に必要なことは? 』)では、「経済」と「研究・開発」の観点から、東京に必要なことを見てきました。今回は、「文化・交流」と「居住」の観点から、東京の総合力を高めるための施策について見ていきましょう。
●文化・交流
「文化・交流」は、トップ2都市に最も水をあけられている分野でもあるので(図表1)、少し詳しく見ていきたいと思います。
GPCIの文化・交流分野の16指標の中で、アジアにおける東京の弱さが目立つのは次の5指標になります。
図表2は、過去5年間の「国際コンベンション開催件数」を表した棒グラフです。トップ4都市で見ると、東京はパリに次いで開催件数が多く、特に問題はありません。全体で6位ですが、アジア主要都市と比較すると、シンガポール、ソウルに次いで3位で、しかも上位2都市に圧倒的な大差をつけられています。
シンガポールには、3棟の超高層ビルの屋上を船で連結したような、有名な総合リゾートホテル「マリーナ・ベイ・サンズ」があります。ここは世界最大級のカジノをはじめ、12万uのコンベンションセンター、7万uを超えるショッピングモール、2500を超える客室、著名なシェフのレストラン、美術館、シアター、世界一標高の高いプールなど、MICE誘致に最強の武器を備えています。
MICEとは、Meeting(会議・研修)、Incentive(招待旅行)、Convention(学会・国際会議)、Exhibition/Event(展示会・見本市)を表す略語で、家族を含め一度に数百〜数万人が動くビジネスイベントを指します。シンガポールは、こうしたMICEを数多く受け入れているため、このスコアがダントツの1位なのです。
一方、東京近郊でMICEに活用している施設といえば、東京ビッグサイト(建築面積約18.5万u)、幕張メッセ(建築面積約7.5万u)、東京国際フォーラム(建築面積約2万u)、パシフィコ横浜(建築面積約2万u)くらい。いずれも宿泊機能やアミューズメント機能がないため、近隣の他施設との併用になりますが、それにしても、東京ビッグサイト以外は施設の規模として十分とはいえません。アジアで存在感を示すためにも、そろそろ東京に、本格的なMICE施設を用意する必要がありそうです。
図表3は、ここ2年間の「世界的な文化イベント開催件数」を表したグラフになります。トップ4都市では、東京はロンドンに次いで2位。アジアでも北京に次いで2位でした。
12/8(日) 8:00配信
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