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2019年12月9日 21時20分
海外を拠点にする関係者が、多額の現金を国内に不正に持ち込んだ疑いがある外国為替法違反事件の関係先として、東京地検特捜部が自民党の秋元司衆議院議員の元政策秘書ら2人の自宅などを捜索したことが分かりました。特捜部は元秘書の関わりなど実態の解明を進めるものとみられます。

関係先として捜索を受けたのは、東京・中央区にある秋元議員の元政策秘書の男性の自宅や東京・豊島区にある別の元秘書の自宅などです。

関係者によりますと、東京地検特捜部は海外を拠点にする関係者が多額の現金を税関に届け出ず、国内に不正に持ち込んだ疑いがある外国為替法違反事件の関係先として、7日、元政策秘書ら2人の自宅などを捜索したということです。

元政策秘書は秋元議員が以前、顧問を務めていた東京・千代田区にある芸能関連の会社の代表取締役も務めていました。

特捜部は、捜索で押収した資料を分析するとともに海外の関係者からも事情を聴いて、元秘書の関わりなど実態の解明を進めるものとみられます。

秋元議員は、9日夕方、報道陣の取材に応じ「元政策秘書とはことしの夏を最後に連絡を取っておらず、捜索については把握できていない。私自身が不正にかかわったことは一切ない」と話しています。