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ぺんてる買収 コクヨの買い取り期限 発表は数日後か
2019年12月9日 18時29分

筆記具メーカーぺんてるをめぐる文房具大手2社による争奪戦で、コクヨは9日、株式買い取りの申し込み期限を迎えます。目標とする過半数の株式を取得できたのかどうかが焦点ですが、会社では集計作業に時間がかかるとしており、発表は数日後になるものとみられます。

ぺんてるをめぐっては先月15日にコクヨが敵対的買収に乗り出し、株式の過半数を取得して子会社にすることを目指しています。

一方、ライバルのプラスはそれを阻止するため、ぺんてるの株式を10日までの期限で最大で33.4%買い取る提案をしていて、争奪戦になっています。

コクヨがぺんてるの株主に呼びかけていた株式買い取りの申し込み期限は9日までとなっています。目標とする過半数の株式を取得できたのかどうかが焦点ですが、会社では集計作業に時間がかかるとしており、発表は数日後になるものとみられます。

これまでコクヨは株式の買い取り価格を2度にわたって引き上げたほか、コクヨ、プラスの両社とも、ぺんてるの株主に手紙を送り、株式を譲り渡すよう要請するなど争奪戦は激しさを増してきました。

ぺんてるの株主は社員やOBの割合が高く、コクヨとプラス、どちらの主張が会社の成長につながると判断したのかが注目されそうです。