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中国新車販売、2年連続前年割れへ 景気を一段と圧迫
2019年12月10日17時45分

 【北京時事】中国自動車工業協会が10日発表した今年1〜11月の新車販売台数は前年同期比9.1%減の2311万台にとどまり、通年では2年連続で前年実績を割り込むことが確実になった。消費の柱である自動車市場の不振は、景気減速が鮮明な中国経済を一段と圧迫している。

 昨年の新車販売台数は2808万台と、28年ぶりのマイナスを記録。米中貿易摩擦や景気減速懸念から消費者の買い控えが続く中、今年は12月の1カ月を残して497万台の差が開いており、昨年実績に並ぶのは不可能な状況となっている。

 今年11月の販売台数は前年同月比3.6%減の246万台で、17カ月連続で前年を下回った。政府が普及を後押しする電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)などの「新エネルギー車」は補助金削減が響き、43.7%の大幅減となった。