0001みつを ★
2019/12/11(水) 04:23:57.98ID:S2Wnv4v49フィリピン南部ミンダナオ島などの戒厳令 ことし末に解除へ
2019年12月10日 20時19分
フィリピンの大統領府は、イスラム武装勢力の掃討作戦のために２年前から南部ミンダナオ島などに出していた戒厳令について、ドゥテルテ大統領が延長しないことを決めたと明らかにしました。治安が回復したことを受けてドゥテルテ大統領としては、ミンダナオ島の復興と経済発展に向け、かじを切った形です。
フィリピンではおととし、南部ミンダナオ島の都市マラウィで政府軍と過激派組織ＩＳ＝イスラミックステートを支持するイスラム武装勢力との間で激しい戦闘があり、ドゥテルテ大統領は南部のミンダナオ島などを対象に戒厳令を布告し、その後も掃討作戦のため、ことし末まで戒厳令を延長していました。
フィリピン大統領府は10日、ドゥテルテ大統領が戒厳令を延長しないと決めたと明らかにし、ことし末に解除される見通しになりました。
戒厳令は、これまでに３回延長されていて、令状がなくても身柄の拘束や捜索が可能になることから一部の議員などから人権侵害が常態化するとの批判が出ていました。
一方で、ことし１月にミンダナオ島で行われた住民投票を経て、イスラム系住民による暫定自治政府が発足し治安の回復が見られることから、地元の自治体などからは投資を呼び込むために戒厳令の解除を求める声が上がっていました。
ドゥテルテ大統領としては、掃討作戦に一定の成果が出たとして、戦闘で被害が出たミンダナオ島の復興と経済発展に向け、かじを切った形です。
