さまざまな分野で優れた成績をおさめた学生を選抜する、関西外国語大学のいわゆる「一芸入試」に、金魚すくいの全国大会で好成績をおさめた高校生が挑み合格しました。大会を開いている奈良県大和郡山市によりますと、金魚すくい大会の成績で大学に合格したのは初めてだということです。

関西外国語大学に合格したのは、大阪 平野区の高校3年生、三宅莉緒さん(17)です。

三宅さんは、奈良県大和郡山市で毎年開かれる金魚すくい全国大会の一般部門で、高校1年のときに4位になって以降、3位、2位と年々順位を上げ好成績をおさめました。

この金魚すくいを特技として、大阪 枚方市にある関西外国語大学のいわゆる「一芸入試」を受験し、高校での成績や小論文・面接の結果と合わせ、合格しました。

三宅さんは小学4年生のときから毎週1回、大和郡山市にある金魚すくいの道場で練習を重ねてきたということです。

三宅さんは「まさか金魚すくいで大学に合格するとは思っていなかったのでとても驚きました。英語をしっかり勉強し、海外の人たちに金魚すくいの魅力を伝えていきたいです」と話していました。

金魚すくいの全国大会は、全国有数の金魚の産地、大和郡山市が平成7年から毎年開いていますが、大会の成績によって大学に合格したのは初めてだということです。

2019年12月13日 16時10分 NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191213/k10012214121000.html