2019年12月14日 11時54分
読売新聞オンライン

 14日午前2時過ぎ、東京都青梅市成木の住宅で、男性が頭から血を流して倒れているのを、110番を受けて駆けつけた警視庁青梅署員が発見した。

 男性は病院に搬送されたが、約4時間半後に死亡した。頭部に鈍器で殴られたような傷があり、警視庁は事件に巻き込まれたとみて捜査を始めた。

 青梅署幹部によると、死亡したのは、この家で一人暮らしをしていた男性(67)。搬送時は意識がもうろうとした状態だったという。110番は男性の声で同1時55分頃にあり、この男性が自ら通報した可能性もある。

 住宅の室内は物が散乱しており、荒らされた形跡や奪われた物の有無などは不明。家屋は、外壁の一部がブルーシートなどで覆われていた。

 警視庁は、不審な人物や車両などの目撃情報がないか、付近の聞き込みや防犯カメラの捜査を行っている。

 現場は、JR青梅駅の北約4キロの川沿いで、山あいに住宅が点在する地域。近所の70歳代男性によると、未明にパトカーがサイレンを鳴らして続々と集まり、朝から警察官が鑑識活動を行うなど、付近は騒然としていた。近くの小中学校ではこの日、マラソン大会が予定されていたが中止になったという。

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