最近の政治文化の傾向として、「忖度」というのは、正直、少し驚いたけどな。

普通、公権力を行使する立場に立つ上のものは、自分の好みを隠す。
そうしないと、部下が自分の好みに合わせていろいろ手を回すので、余計な税金がかかったり、
人に手間をとらせたりする。

8代将軍の徳川吉宗も、たしか、これを警戒し、自分の好みを部下には秘密にしていたといわれている。

「忖度」とか「空気を読む」というのは、これと真反対のことで、それが風潮のようになることが平気とか、
公文書の書き換えで人が自殺するとか、まずい風潮と思う。