鹿児島相互信用金庫の元職員の男性が複数の顧客から預った出資金など総額およそ400万円を着服していたことが分かりました。

鹿児島相互信用金庫によりますと、着服したのは、田上支店に勤務していた営業担当の元職員の26歳の男性です。
元職員はおととし8月から去年6月にかけて、5人の顧客から出資金や定期預金などのために預かった現金を入金したと偽り、私物のかばんに入れて持ち出していました。
先月、顧客からの指摘で発覚したもので、元職員は「ギャンブルや飲み代に使うために着服した」と認めています。
元職員は去年7月、現金およそ150万円を紛失したとして諭旨退職処分となっていましたが、今回の着服が発覚した後の内部調査で、これも同様に着服していたことが判明しました。
着服した合計はおよそ400万円に上り、回収できなかったおよそ170万円についてはすでに親族によって弁済されているということです。
鹿児島相互信用金庫は着服が判明したことを受けて、懲戒解雇相当の処分とし、刑事告訴も視野に現在も内部調査を進めているということです。

鹿児島相互信用金庫ではことし10月にも着服事案が発覚しており、度重なる不祥事に永倉悦雄理事長は「改めて信頼回復のために職員一同で内部管理態勢の強化に努めてまいります」とコメントしています

12/13 20:16 MBCニュース
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