罪ってのは誰かの大切なものを奪った時にのみ適応されるものだろ
この次官の罪とは?
彼は何も奪ってない
ただ1人大切な息子を失っただけだ
妹の話が本当なら妹まで奪われた
もう彼には最愛の妻しかない
妻まで奪われたらかわいそうだ
息子は自分と母親に暴力を振るっていた
彼からすれば大切なものを守るための行動を取ったに過ぎない
たとえそれが大切な息子であっても

この事件は誰も傷ついていない
唯一この次官だけが傷を負ったに過ぎない
殺人という罪を犯さなければなかったこと
輝かしい自分の功績に傷をつけてでも
自分と愛する妻を守るためとはいえ仕方なかった
情状酌量の余地は十分にある