栃木県教育委員会は17日、盗撮行為を繰り返したなどとして、真岡市立長沼中学校の教諭(27)を同日付で懲戒免職処分としたと発表した。

 県内では、11月にも県立高校の男性実習助手が盗撮行為をしたとして懲戒免職となったばかりだった。

 県教委が教諭に聞き取った話によると、教諭は2018年11月、市内の複数の中学校の生徒が参加する海外派遣でカナダに引率中、現地の女子生徒のスカートの中を盗撮。19年3月には都内の遊園施設で女性のスカートの中を盗撮した。また、9〜10月にも出勤途中に真岡市内のコンビニ店で女性店員に下半身を露出する行為を繰り返した。県教委の聞き取りに対し、「自分の性的な欲求を満たすためにやった。申し訳ない気持ち」などと話しているという。

 教諭が12月5日に校長に自ら報告したため、発覚。教諭は10月中旬から警察に事情を聞かれていたが、傷病休暇を取るなどして学校を休んでいたという。教諭は同校で3年生の担任を務めていた。

 荒川政利・県教育長は「先月に続き、わいせつ行為での懲戒処分が発生し、じくじたる思い。不祥事の撲滅と信頼の回復に努める」とのコメントを出した。

2019年12月18日 7時51分
読売新聞オンライン
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