沖縄本島北部で渡り鳥の越冬地として知られる大保ダムの野鳥観察池で、カモ科では国内で最も小さい「ナンキンオシ」が6日、沖縄本島で初めて確認された。雌のナンキンオシで全長およそ30センチ。くちばしから頭にかけて茶色の線があり、体の上部はやや褐色味を帯びている。国指定屋我地鳥獣保護区の管理員の渡久地豊さん(57)が発見した。

池に飛来しているホシハジロやオナガガモなどのカモ科の全長は平均で40センチほどで、ナンキンオシより一回り大きい。

ナンキンオシは1972年に与那国島で、2010年に大阪府や多良間島で発見されて以来、国内では4例目という。

11年にジャワアカガシラサギを国内で最初に見つけた経験のある渡久地さんは「初めてナンキンオシの実物を見て、シャッターを押す指が震えた。自然を大事にしているやんばるにサンタからのプレゼントかな」と興奮気味だった。(玉城学通信員)

12/18(水) 16:01
沖縄タイムス
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