博物館の名称 水軍から海賊へ

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/matsuyama/20191219/8000005260.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

戦国時代を中心に瀬戸内海で活躍した村上家の資料を展示する、今治市の
「村上水軍博物館」の名称が4月から「村上海賊ミュージアム」に改められることなりました。

「村上水軍博物館」は、平成16年、今治市の大島に開設された施設で
戦国時代を中心に瀬戸内海一帯を支配した村上家に関する資料およそ450点が展示されています。
今治市では、この博物館の名称を、来年4月から「村上海賊ミュージアム」に改めることを決め、
19日の市議会で、関連する条例の改正案が可決されました。

その理由について、今治市は、「海賊」ということばが「水軍」より古くから使われていたことや、
村上家は海の安全確保や物流、交通など幅広い役割を担っていて軍事的側面が強い「水軍」より
「海賊」を使う方が学術的に正しいと判断したとしています。

また村上家を題材にした歴史小説「村上海賊の娘」がベストセラーとなり、
「村上海賊」ということばが一般の人に広く知られるようになったことも背景にあるということです。

村上水軍博物館の田中謙学芸員は「名称が変わっても展示内容は変わらないので、
日本最大の海賊『村上海賊』の歴史を多くの人に知ってほしい」と話しています。

12/19 18:33