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社員建築士3人の免許を取り消し
レオパレス施工不良問題で初処分
2019/12/20 19:24 (JST)
©一般社団法人共同通信社



 国土交通省は20日、賃貸アパート大手レオパレス21による施工不良問題で、不十分な工事監理により違法建築を見逃したとして、同社社員の1級建築士3人の建築士免許を取り消したと発表した。3万棟規模に上る一連の施工不良問題で法令に基づく処分は初めて。

 処分は13日付。国交省は自治体を通じて違法建築の内容確認を続けており、処分対象者がさらに増える可能性もある。

 同省によると、3人は設計図通りに工事がされているか確認する「工事監理者」だったが、防火や防音のために屋根裏を仕切る壁がないといった違法建築を見逃した。免許が取り消されると、設計業務が5年間できなくなる。