酒気を帯びた状態で車を運転したとして男性警察官が書類送検されたことを受け18日、秋田県警察本部の鈴木達也本部長が県議会の教育公安委員会で謝罪した。

 今月12日、由利本荘警察署に勤務していた20代の男性巡査長が酒気帯び運転の疑いで書類送検された。

 男性巡査長は先月22日に、由利本荘市内で開催された警察署の懇親会で酒を飲み、翌朝自分の車を運転して警察署に出勤していた。県警は停職3か月の懲戒処分としたが、男性巡査長は依願退職している。

 県警は、18日開かれた県議会教育公安委員会で事案の概要を説明し、謝罪した。

 委員からは「懇親会の場に上司がいたにもかかわらず早めの帰宅を促すなどの指示はなかったのか」「同じようなことを繰り返さないため休暇の取得や相談ができる職場環境があるべき」などといった意見が出された。

 県警ではすべての警察署に節度ある飲酒の徹底や飲酒運転の防止策の実践を指示した。

秋田テレビ
12/18(水) 19:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191218-00000005-akt-l05