全国の年明けうどんを提供する「全国年明けうどん大会」が、高松市のサンメッセ香川で開かれ、出店された18都道府県のうどんを味わおうと、県内外から約4万6000人が集まった。年明けうどんは、白いうどんに赤い材料を添えた新春用のうどんで、年越しそばに代わる新たな食文化の普及のため、県のうどん団体が2009年に提唱した。
 県産品振興課によると、会場では1杯400円で提供され、埼玉県や岡山県の初出店のうどんが人気を集めたという。全国のうどんだしの飲み比べや、讃岐うどんの手打ち教室などのワークショップも行われた。
 香川県のオリジナルの小麦「さぬきの夢」を使った商品や手打ちうどんの技術に贈られる「うどん技能グランプリ」は、延べ22人が入賞し、入賞者の一人、桑内清之さんが粉から製麺までを披露する実演を行った。ステージでは他にも、うどん県の副知事である俳優の要潤さんのトークライブなどが開かれた。
 また、琴平バス(香川県琴平町)が1月1日〜15日まで年明けうどん実施店を案内する特別仕様の「年明けうどんタクシー」も初お目見えした。
 1日で3杯食べたという高松市の野崎敏子さん(71)は「山梨県の『ほうとう』がおいしかった。来年も来ようかなと思う」と笑顔で話した。

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