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サウジ記者殺害で死刑判決 皇太子側近は不起訴で釈放
2019年12月23日19時45分

 【カイロ時事】サウジアラビア検察当局は23日、政府を批判してきたサウジ人記者ジャマル・カショギ氏が昨年10月にトルコにあるサウジ総領事館内で殺害された事件で、裁判所が起訴されていた5人に死刑判決を下したと発表した。

 検察によると、殺害への関与が疑われたサウジの実力者ムハンマド皇太子の側近で、事件後に解任されたカハタニ元王室顧問は、捜査対象となったが不起訴となり、釈放されたという。カハタニ氏は事件に深く関与した首謀格とされており、責任追及を免れたことで国際社会の批判が高まる可能性がある。