約50年にわたって名古屋市科学館の屋外に展示されてきた蒸気機関車の「B6」を観光資源にしようと、名古屋市は、蒸気の代わりに圧縮した空気を動力にして実際に走らせる方向で具体的な検討を進めることになりました。

名古屋市科学館の屋外広場に約50年にわたって展示されている蒸気機関車は、明治37年にドイツで作られた「B6」と呼ばれる車両で、現存する車体が少ない貴重なものとされています。
関係者によりますと、名古屋市は、この蒸気機関車を観光資源にしようと蒸気の代わりに圧縮した空気を動力にして実際に走らせる方向で具体的な検討を進めることになりました。
機関車を走らせる場所は、科学館の敷地内などを含めて検討を進めていて、名古屋市としては、新たに敷いた線路の上を走行する様子を間近で見学してもらうことで、車輪が動く仕組みなど、蒸気機関車のメカニズムを広く知ってもらいたい考えです。
名古屋市は、24日にもこうした方法を議会で報告するとともに展示方法についてさらに検討を進め、来年度以降、蒸気機関車の活用方法を決めることにしています

NHK 12月24日 10時05分
https://www3.nhk.or.jp/tokai-news/20191224/3000008281.html