>最後にどうしても指摘しなければならないことがあります。
あなたは記者会見で「上からの大きなパワーを感じました」という抽象的な表現で、政治の介入について匂わせました。
しかし、実際に政治家を味方につけて利用していたのはあなたではありませんか?

昨年7月に検察の不起訴処分が決まった後も、あなたとあなたの協力者が「私に性的暴行を受けた」と吹聴し、
週刊誌やテレビ局にネタとして売り歩いているという情報は、私の耳にも入っていました。
しかし、あなたの主張がもともと事実ではないので、私は気にしていませんでした。
しかし5月中旬に週刊新潮が記事を載せた頃から、なぜか複数の野党政治家があなたの側に立った発信を始めるようになりました。
民進党の有田芳生氏が、あなたの会見の3日前の5月26日、「来週この件をめぐって新たな動きがあるようです」
と会見を予告するようなツイートをし、それに対してあなたは「いいね」を押しています。
(中略)
有田氏はその後何度も、あなたの主張を検証もしないまますべて事実とし、私を犯罪者扱いするツイートやリツイートを繰り返しました。
同じ民進党の衆議院議員だった井上氏や柚木氏も、国会の委員会質疑であなたの記者会見について触れました。
そして柚木氏は私の著書を掲げ、私を犯罪者と断定した上で質問を繰り返しました。(月刊hanada2017年12月号271頁)


>そして不思議なことに、あなたの記者会見と呼応した野党政治家の動きと全く同じタイミングで、私のところに大量に誹謗中傷のメッセージが
寄せられるようになりました。
「首つって死ね」
「家族もまとめて心中しろ」
Eメール、ツイッター、フェイスブックなど、ありとあらゆる電子通信手段を使ったこうしたメールは、多い時は1日100通を超えました。
私のみならず、私の家族や知人にまで、凄惨なメッセージが送り続けられました。

そして送り主のプロフィールを見ると「共謀罪反対」「反原発」「九条の会」「外国人参政権を推進する会」という組織のメンバーか、その主張に賛

する人がほとんどでした。
あなたは5月の記者会見で「共謀罪より強姦罪改正を優先して審議してほしい」と主張しました。
私に大量の陰惨な誹謗中傷を送りつける方々の多くも「テロ等準備罪」を「共謀罪」と呼び、廃案を強く求めています。
これは全くの偶然なのでしょうか?(月刊hanada2017年12月号)