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組員の前で「指輪はあかん」 暴対刑事の厳しさと配慮

今年、国内最大の指定暴力団・山口組を30年にわたり追い続けた刑事が亡くなった。多くは語らず、大柄な体でゆったりと歩く。その姿を見ると背筋が伸びると同時に、「この人がいれば」と安心もした。部下たちは、そう言う。

 暴力団を相手にする捜査員は、組員や関係者から情報を集めるのも仕事だ。近づき過ぎると、情がわいたり、頼み事をされたり、取り込まれそうになる。

 その刑事は部下に言い続けた。「駆け引きはしても、取引はするな」「ヤクザに信じさせても、ヤクザを信じるな」。暴力団から信頼されたと思っても、手のひらを返すように人を裏切ることがある、と。
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2019/12/26 11:14 朝日