2019年12月16日



 潟Zブンネット(資本金500万円、神戸市中央区港島中町1—2—5、代表大西宏典氏)は、11月22日までに事業を停止し、事後処理を村田淳弁護士に一任、自己破産申請の準備に入った。

 同社は、2009年(平成21年)4月に設立した貨物自動車運送事業者。10d・4dなどのトラックによる貨物運送を手がけ、同業大手への傭車を中心に受注を獲得。2018年3月期には年収入高約1億5100万円を計上していた。

 しかし、燃料費や人件費の高騰などにより約300万円の赤字となり、その後も同業者間の競合やドライバー不足などもあって受注が減少。翌2019年3月期の年収入高は約1億1900万円にとどまり、約300万円の連続赤字を余儀なくされた。徐々に資金繰りが逼迫するなか、先行きの見通しが立たないとして、事業継続を断念し今回の事態となった。

 負債は2019年3月期末時点で約1億1800万円。

 (東京商工リサーチ・帝国データバンク調べ)
https://weekly-net.co.jp/credit/54330/