https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20191227/2000023802.html


維新大阪府議が収支報告書未提出
12月27日 17時32分


大阪維新の会に所属していた大阪府議会議員の後援会が、法律で毎年の提出が義務づけられている政治資金収支報告書を、平成27年分から4年連続で提出していなかったことがわかりました。
議員は27日付けで大阪維新の会を離党しました。

大阪府選挙管理委員会などによりますと、大阪維新の会に所属していた大阪府議会の橋本和昌議員の後援会は、政治資金規正法で毎年の提出が義務づけられている政治資金収支報告書を、平成27年分から30年分まで、4年連続で提出していませんでした。

橋本議員は指摘を受けて、今月、過去4年分の収支報告書を提出したということで、NHKの取材に対し、「提出を失念していた。この期間の収入は、大阪維新の会からのものだけで支出は一切していない」と釈明しています。
法律では、2年続けて収支報告書を提出しなかった場合は、入金や支出を行うことが禁じられ、これに違反すると、5年以下の禁錮などの罰則が定められています。
橋本議員は、けじめをつけたいとして、27日付けで大阪維新の会を離党しました。

このほか、大阪維新の会の府議会議員や、市議会議員などに関係する9つの政治団体が、平成30年分の収支報告書を期限までに提出していなかったこともわかりました。
大阪維新の会の代表代行を務める吉村知事は、記者団に対し、「法的書類はきちんと作成して提出すべきだ。だまくらかしたり、ごまかすことが動機なら議員辞職すべきだ」と述べました。