コビトカバの赤ちゃん。生まれてすぐに歩き始めた=能美市徳山町のいしかわ動物園で(同園提供)
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能美市のいしかわ動物園は二十七日、コビトカバの赤ちゃんが誕生したと発表した。同園でコビトカバが生まれるのは二〇一六年十二月以来、三年ぶり二回目。順調に育てば一カ月ほどで公開する。


 コビトカバは生息数が少なく、世界的にも珍しいとされる三大珍獣の一つ。絶滅が危ぶまれ、国内では上野動物園(東京都)や東山動植物園(名古屋市)など六施設で計十四頭しかいない。


 動物園によると、二十五日午前三時ごろ誕生。体長約四〇センチで、体重は推定約五キロ。母親のノゾミ(九歳)に見守られながら元気に歩き回っているという。


 一般的なカバと比べて小さく、成獣の体重は十分の一近く。飼育担当の大井毅さん(57)は「かわいらしい姿を早くお披露目できるようにしたい」と話している。 (伊藤隆平)

2019年12月28日 中日新聞
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