玉城デニー知事は26日の報道各社のインタビューで、防衛省の石垣市平得大俣地区への陸上自衛隊配備計画について「工事をいったん止めて地元の理解を得るべきだ」と発言した。

 この発言を受け、地元紙の八重山日報は27日付で「陸自配備『住民合意なし』 玉城知事、工事中止を要求」との見出しで“中止要求”と報じたが、琉球新報が玉城知事に真意を確認したところ「住民合意なき強行配備は認めるべきではない、との従来の発言趣旨の範囲だ」と述べ、工事中止は求めていないとの見解を示した。

 玉城知事はインタビューで「現状では必ずしも住民合意ができているとは言いにくい」と指摘。その上で「工事をいったん止めて説明会を開催するなど、住民の理解を得ながら丁寧な取り組みをしてほしいという申し入れを行っているところだ」と述べた。

 本紙の取材に対し、玉城知事は「住民に十分な説明もせず、配備ありき、スケジュールありきで進めるべきではない、という趣旨だ」と説明した。

12/29(日) 11:44配信  琉球新報
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191229-00000010-ryu-oki