精神科医は似非医者で正常と異常を見分けることはできませんがなwww

特別寄稿『ブラック精神科医に気をつけろ!』 第4回 絶望の医療裁判

第2章「拉致・監禁」で紹介した大阪の民事訴訟は、大阪地裁の判決が確定した。
患者に入院を強制できる医療保護入院制度を悪用し、精神疾患ではない60代の女性を
大阪府立精神医療センターに強制入院させた元夫が、賠償金を支払うことになったの
だ。

女性は2011年1月、突如現れた男たち(民間の救急搬送業者)に拉致され、車で大阪府立
精神医療センターに運ばれた。そこで「統合失調症」と誤診され、閉鎖病棟に収容され
た。対応した2人の精神科医(うち1人は強制入院の必要性を判断できる精神保健指定医
)は、「妻には妄想や幻覚がある」などの元夫の作り話や、元夫が提出したウソの病歴
書面を真に受け、健康な女性を重い精神疾患と診断し、人身の自由を奪った。

こうした場合、不当な入院は長期化しやすい。強制的に連れて行かれた病院で「私は
精神病じゃない」と猛抗議したり、取り囲む医師や看護師を振り切って病院を出よう
としたりすると、それは当然の反応にもかかわらず、「病識(病気という認識)がない」
「病的な興奮状態だ」などと決めつけられ、精神疾患の証しにされてしまう。その結果
、鎮静の注射や電気ショック(電気けいれん療法)が行われた例もある。

女性は、医師の問いかけに「一切話をするつもりはありません」と返答した。すると
案の定、「統合失調症の症状の一つである緘黙(かんもく)、拒絶症」と決めつけられ
た。離婚訴訟で関わりのあった代理人弁護士が女性の窮状を知り、抗議を行った結果
、約6時間後に退院できたのは幸いだった。

裁判長は判決で「元夫が財産分与を免れようと、女性を入院させて離婚訴訟が却下さ
れるのを狙った」と指摘した。救急搬送業者に対しては、訴訟中と知りながら元夫に
協力し、抵抗した女性と長女に軽傷を負わせたとして、賠償責任を一部認めた。
健康な人を統合失調症と診断する「精神鑑定の第一人者」

このケースは、本来は医療保護入院の同意者になれない離婚訴訟中の元夫が、これを
隠して同意者になったため、不当な強制入院であることは明白だった。だがもし、元
夫に同意権があったとすれば、退院は容易ではなかったはずだ。