中東レバノンへの出国が海外メディアに報じられた日産自動車の前会長カルロス・ゴーン被告(65)。

 海外渡航を禁じる条件下の保釈中に、いつ、どうやって出国したのか。

 ゴーン被告が保釈中に住んでいた一戸建て住宅は、東京都心の閑静な高級住宅地の奥まった一角にある。31日午前は人の出入りなどはなく、ひっそりしていた。2台分ある車庫のシャッターは下ろされ、部屋のカーテンも閉めきられたままだった。

 地域には外国人住民も多い。ゴーン被告が住んでいることを知る人は多くなく、隣家の外国籍住民の一人は「初めて知った」と驚いた。別の近所の男性も「何も知りません」と話した。

 一方で、近所の小学6年の女児(12)は27日午前、ゴーン被告とよく似た男性とブロンドヘアの女性を見た。自宅前の路上で妹や友達数人と遊んでいると、黒っぽいコートの男性と、ピンク色っぽい洋服の女性が通りかかったという。「眉毛が目立つから、みんなで『ゴーンじゃない?』と言い合っていたばかりだった」

 女児の母親(39)は、その1〜2時間後に娘から「ゴーンが歩いていた」と聞いたという。「娘と一緒にいた友達は、以前にも近くで見たという話をしていたので、それなら本人だろうと思った」と話した。



2019年12月31日 17時35分
朝日新聞デジタル
https://news.livedoor.com/article/detail/17604737/
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