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■アベノミクス円安、日本に多大な恩恵…正規雇用も賃金も増、
家計の金融資産150兆円増
http://biz-journal.jp/2017/08/post_20244_2.html

★10円の円安で1.2兆円の実質所得増加

円安にはメリットもある。まず、国内の雇用機会を増やす。
事実、過去10年間のドル円レートと就業者数の推移をみると、
就業者数がドル円レートに遅れて明確に正の相関関係にあることがわかる。

そこで、過去10年間のドル円レートと就業者数の関係をみると、
ドル円レートが10円円安になると、12カ月遅れて就業者数が
+30万人程度増加することになる。

さらに、過去10年間のドル円レートと雇用者報酬の関係をみると、
ドル円レートが10円円安になれば、4四半期遅れて雇用者報酬が
年額で+2.8兆円増加することになる。

結果として、10円の円安は家計負担を1.6兆円増やす一方で、
2.8兆円の雇用者所得の増加を通じて、実質的には
1.2兆円程度の所得増加をもたらすことを示唆する。

さらに円安の恩恵は、株高などを通じて家計の金融資産の増加にも
結びついていることが明確に表れている。実際、日銀の資金循環統計によれば、
円安が進む前の12年9月末から昨年末までに180兆円以上増加している。