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[ 過酷な人種差別の実態 ]

( オランダ人の場合 )
英国人と共に 有色人種蔑視の傾向が特に強い オランダ人によって、
350 年も続いた ジャワ ( 現、インドネシア ) の植民地支配は過酷なもので
現地人( インドネシア 人 ) はひどく扱われ、一握りの オランダ人支配者が 数千万人の原住民の生殺与奪の権利を握っていました。

本国ではいち早く廃止されていた死刑や流刑は、誰はばかることなく堂々と実施され、
1848 年までは体に烙印を押すことさえもおこなわれていました。

19 世紀の オランダの植民地政策を代表するものは、世界史の上でもよく知られた 強制栽培制度 がありました。
この栽培制度は 1830 年から ジャワに導入されましたが、
その骨子は ジャワの農民や小作人に対して、耕作地の 20 パーセント、
もしくは労働時間の 20 パーセントを オランダの東 インド政庁が指定した農作物の栽培に割くように強制するものでした。