4日夕方、射水市沖合の富山湾に浮かぶブイの上で男性の遺体が見つかり、伏木海上保安部は、男性がブイによじ登ったあと死亡したものとみて身元や死因を調べています。

 伏木海上保安部によりますと、4日午後5時15分ごろ、射水市の庄川河口付近を航行中のプレジャーボートの船長から「ブイの上に人の足のようなものが見えた」と通報がありました。

 巡視船が確認したところ、海岸から約680メートル沖合にある高さ5.5メートルの円すい型のブイの上で、男性が死亡しているのがみつかりました。

 男性は、海面から約4.8メートルの高さにある、ブイの電球などを交換する台の上にあお向けに横たわっていて、目立った外傷はなく、死後5日くらいが過ぎているということです。

 男性は20歳から30歳くらい、身長が約175センチメートル、黒の長袖シャツやももひきを着ていて、身元を示すような所持品は身につけていませんでした。

 海上保安部は、男性がブイまで流れ着くなどして、よじ登ったあと死亡したものとみていて、遺体を司法解剖するなどして身元や死因を調べます。

 付近でこのところ、船や防波堤から人が転落したなどの報告はないということです。

2020.01.05 12:27 KNBWEB
https://www.knb.ne.jp/nnn/sp/news16311564.html