静岡市は7日、駿府城跡(同市)の発掘調査で2018年に見つかった戦国時代末期の「天守台」とみられる石垣の近くに、新たな石垣遺構を発見したと発表した。天守につながる「小天守」とみられる。

 駿府城は徳川家康が晩年を過ごした城として知られる。市によると、小天守を備えた城郭は、江戸時代に入り家康が築城に関わった江戸城や名古屋城に見られる特徴だが、江戸時代より前の城跡で小天守が見つかるのは全国初という。

 18年発見の石垣は、「大御所」となった家康が1610年に築いた天守台の遺構に一部が重なる形で出土。

 市は、これらの遺構が家康、秀吉いずれの城跡なのかを調べる。

2020/1/7 12:46 (JST) 共同通信
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