>>61
ハディド案はスペックが詰まってない段階の絵で見積もるなら安全を見て3000億円、
規模を29万平米から21万平米に小さくして設計側が見積もったのが1625億円、
さらに施工者を選定して詳細に設計した段階で見積もったら2520億円だった。

ハディド案の見積額が乱高下したから、安く作る方法はいくらでも有ったのではないか?

総工費を圧縮するため、屋根の開閉機構を省いた点は失敗だったのではないか?
結果として、音楽イベント等で使うことができなくなった。

サッカーW杯で2002年に全国で10カ所のサッカースタジアムが整備されたが、
札幌ドームだけが毎年黒字で、残り9カ所は毎年億単位の大赤字になっている。

札幌ドームは屋根を付けて全天候型にしたせいで建設費が高くなったが、
結果として球団誘致にも成功したし様々なイベントを行えることで採算も合うようになった。

競技場を作る際の判断で必要なのは「総工費を圧縮すること」ではなく、
「建設後の維持費が収入で賄えること」だというのが札幌ドームの教訓ではないか?