https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000173278.html


逃亡劇への関与は ゴーン夫人「私は何も知らない」
[2020/01/08 20:06]


 8日夜、カルロス・ゴーン被告(56)が逃亡先のレバノンで記者会見を行います。そうしたなか、ゴーン被告の妻のキャロル・ナハス容疑者(53)が報道陣の前で意外な行動に出ました。

 レバノンの首都ベイルートにある自宅からゴーン被告の妻とみられる女性が出てきました。笑みを浮かべながら、スマートフォンのようなもので報道陣を逆に撮影しているように見えます。

 去年4月、東京地裁で行われた証人尋問で嘘の証言をした疑いで逮捕状が出ているゴーン被告の妻・キャロル容疑者。4カ月前、ANNの取材に応じ、こう話していました。
 ゴーン被告の妻、キャロル・ナハス容疑者:「(Q.『釈放』を勝ち取るために今後、何か計画していますか?)妻としてできる限りのことはするつもりですが、今後、どうするかはまだ考えていません」

 フランスのメディア「ルモンド」はゴーン被告の逃亡劇を計画したのはキャロル容疑者だと報じる一方、大衆紙「パリジャン」の取材に応じたキャロル容疑者は反論。逃亡には関与していないと否定しています。

 保釈の条件で、弁護士事務所にあるパソコンしか使用できなかったゴーン被告ですが、ほぼ毎日それを使っていたといいます。逃亡に加担した人物と連絡を取っていた可能性があるため、東京地検は8日、パソコンを差し押さえようとしましたが、弁護団に拒否されたため今のところ調べられていません。

 日本時間の8日夜、ゴーン被告が開く会見について、妻のキャロル容疑者は「彼の人生の中で最も重要な声明を発表しようとしている」としています。

(C) CABLE NEWS NETWORK 2020