◆ オランダが呼称を統一 俗称の「Holland」は不使用に

オランダは、Holland(ホランド)と呼ばれることが多いが、実は英語ではthe Netherlands(ザ・ネザーランズ)が正式な呼び方とされている。
オランダ自身も両方の呼び方をこれまで使用してきたが、2020年1月より、ネザーランズに統一すると発表した。
正式な国名を定着させることで、国際的なイメージチェンジを狙っている。

◆すでに統一ロゴも作成済み 閣僚も太鼓判

オランダのダッチ・ニュースによれば、オランダ政府は10月に、海外での「ホランド」という呼称による自国の宣伝活動をやめ、ネザーランズに統一する計画だと発表していた。
スペインの通信社EFEによれば、1月からは、企業、大使館、省庁、大学では、ネザーランズしか使えなくなるという。

11月には、20万ユーロ(約2400万円)で製作した新たなロゴも発表している。
NLの文字と国の花であるチューリップを組み合わせたもので、8言語のバリエーションがあるという。
貿易相のシグリッド・カーグ氏は、新ロゴは輸出や投資、人材を引きつけるうえでポジティブな役割を果たすとしており、その多大な恩恵を考えれば20万ユーロは安いものだと述べている。

◆東京五輪間近、日本での呼び方は?

日本では、これまで「オランダ」と呼んでおり、外務省のホームページでもオランダ王国として掲載されている。
オランダ語だとネーダラント、またはネーデルラントが近いようだが、英語に合わせればネザーランズ、ネザーランドあたりになるのだろうか。

国名表記の変更については、最近ではグルジアがジョージアに変わった例がある。
2008年に起きた武力衝突がきっかけで、当時のグルジアはロシアと外交関係を断絶した。

グルジアがロシア語由来の呼称だったため、英語読みのジョージアに変えるように各国に要請があり、日本政府が呼称を改めた。
この夏は東京五輪も控えているが、オランダの呼び方にも注目だ。

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https://newsphere.jp/politics/20200106-1/