静岡県南伊豆町日野の「元気な百姓の花畑」で、季節はずれのヒマワリが菜の花に交じって咲いている。

 昨夏にこぼれた種が暖冬の影響で開花するまで成長したらしい。

 花畑は町の農業振興会が30年ほど前、観光地らしい景観にしようと耕作放棄地の草を刈り、菜の花をまいたのが始まり。その後、夏用にヒマワリも作るようになった。例年なら、こぼれ種が芽を出しても12月ごろの霜などで枯れてしまうが、今年はそれほど寒い日がなく、春めくほど暖かい日もあって数十本が花をつけた。管理する振興会の石井静夫援農センター長は「こんなことは初めてだ」と驚く。菜の花も今月中旬から下旬にかけて見ごろになるという。(石原幸宗)

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2020年1月9日 13時15分