帝国データバンク(TBC)は1月9日、「人手不足倒産」の動向調査(2019年1〜12月)を発表した。

<年別、人手不足倒産の件数>
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<業種細分類別の上位(2013〜19年、7年間累計>
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それによると、2019年1〜12月の人手不足倒産は185件発生し、前年比20.9%の増加。4年連続で過去最多を更新し、右肩上がりの推移が続いた。

調査開始以降7年間における業種細分類別では、「道路貨物運送」が74件で最多。このうち、2019年は28件(前年比21.7%増)。トラックドライバーを確保できず、受注難から資金繰りの悪化を招き、倒産に至るケースが増えた。

なお、2019年だけでは、「サービス業」が54件を占め最多。「建設業」(49件)がこれに続き、この2業種で全体の過半を占めた。運輸・通信業は33件で、業種別では3番目に多い数値となった。このうち、道路貨物運送は28件だった。

2020年01月09日
https://lnews.jp/2020/01/m0109310.html