樹齢250年、重さ600キロの名木も 春告げる「長浜盆梅展」あす開幕

 湖北に一足早く春の訪れを告げる第69回長浜盆梅展が、滋賀県長浜市港町の慶雲館で10日開幕する。9日に報道機関向けの内覧会があり、甘い香りがほのかに漂う会場で高さ2メートル、重さ約600キロに及ぶ「瑞光」(樹齢250年)、4年ぶりの出展となる「芳紀」(同100年)などの名木90鉢が披露された。


 見どころは、昨年に続き京都造形芸術大のプロジェクトチームが手掛けた新館の展示ブースだ。盆梅の背景に春がすみを思わせる淡色の布を設置し、ライトアップされた盆梅を引き立たせた。旧館と新館をつなぐ廊下にはオリジナルの飾り棚を設け、大小の盆梅の新たな展示手法を提案した。
 小川喜弘館長は「今季は暖冬の上、寒暖差が激しいため、例年よりも1週間ぐらい開花が早いようだ」と話していた。3月10日まで。期間中無休。2月1日〜3月8日の土日曜と祝日は夜間ライトアップがある。大人800円、小中学生400円。

紅白のつぼみがほころび始めた盆梅(9日午後1時20分、長浜市港町・慶雲館)
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2020年1月10日 7:00 京都新聞