大規模な再開発が進む東京・渋谷に、大館市生まれの忠犬ハチ公にちなんだ新たな待ち合わせスポットが登場した。昨年12月5日にオープンしたばかりの新複合施設「渋谷フクラス」2階にある「GMOデジタル・ハチ公」。最新技術を使ってハチ公の生前の姿を復元したホログラムや、大画面に囲まれたアート空間、ともにハチ公の銅像がある渋谷区と大館市とのつながりを紹介する映像作品などが楽しめ、人気を集めている。

渋谷フクラスは、JR渋谷駅西口を出てすぐの「東急プラザ渋谷」を中心とする18階建てのビル。バスターミナルや観光案内所も併設する。

GMOデジタル・ハチ公は、インターネットインフラや金融などの事業を手掛け、フクラスに入居するGMOインターネット(熊谷正寿会長兼社長)が、拠点とする渋谷の象徴・ハチ公により親しんでもらうとともに、生い立ちやハチ公を取り巻く物語を深く知ってもらおうと企画した。

220インチの大画面に正面と左右の3面を囲まれたスペースには、大人4人が座れる円形のベンチ4基と無料Wi―Fiを完備。ベンチにはスマートフォンのワイヤレス充電スポットもある。入り口にあるホログラムのハチ公は、専用タブレット端末を使うと背景や衣装が変化。欧米やアジアなどの7カ国を旅する様子を操作できる。

秋田魁新報 2020年1月12日 10時1分
https://www.sakigake.jp/news/article/20200112AK0011/