宮城県石巻市で男性をひき逃げし死なせたとして、1月13日、64歳の男が逮捕されました。男は現場から逃げた後、市内のガソリンスタンドで車を洗っていたとみられることが分かりました。

ひき逃げなどの疑いで逮捕されたのは、石巻市大街道北3丁目の会社員・庵原和弘容疑者(64)です。
警察によりますと、庵原容疑者は12日午後5時半ごろ、石巻市大街道西2丁目の国道398号線で、石巻市貞山3丁目の無職・大橋長逸さん(71)を乗用車ではね、そのまま逃げた疑いがもたれています。
大橋さんは道路を横断中、転んだところを車にはねられたとみられ、頭を強く打ち、その場で死亡が確認されました。

事故を目撃した人
「センターラインに人が仰向けで倒れていたところを見たんですけど。渋滞はしていないですけど前には車が停まっていますし、車がそんなにスピードを出せる交通状況じゃなかった」

調べに対し、庵原容疑者は「何かに乗り上げたとわかったが、人とは思わなかったので立ち去ってしまった」とひき逃げの容疑を否認しています。
しかし、一方で…。

記者リポート
「関係者によりますと、庵原容疑者と思われる男が、こちらのガソリンスタンドで車を洗車に出していたということです」

事件からおよそ30分後、現場から3キロほど離れたガソリンスタンドで、庵原容疑者とみられる男が車を洗っていたということです。
警察が、容疑の裏付けをすすめています。

2020-01-13 20:13:02
https://nc.ox-tv.co.jp/news/detail/2020011300010