ウンカ駆除に有効 新農薬普及へ

*ソース元にニュース画像あり*

http://www3.nhk.or.jp/lnews/oita/20200115/5070005633.html
※NHKローカルニュースは元記事が消えるのが早いので御注意を

去年、九州を中心に西日本で被害が相次いだ稲を枯らす害虫「トビイロウンカ」の対策として、
大分県は、従来のものより持続性や殺虫力に優れた新たな農薬の
本格的な普及に向けて、取り組むことになりました。

「トビイロウンカ」は、茎から水分や栄養分を吸って稲を枯らす害虫です。
去年、九州を中心に西日本で被害が相次ぎ、県内では日照不足や害虫などの被害で
県農業共済組合が共済金の支払いを認めた水田のうち、ウンカによるものは
およそ60パーセントにのぼり過去最悪となりました。

このため、県はことしから駆除に有効な新たな農薬の本格的な普及に向けて取り組むことになりました。
この農薬は、JA全農=全国農業協同組合連合会などが開発したもので、
従来のものより殺虫力に優れ、持続性も1.5倍ほど高いため、農薬が散布できない
雨の日が続いても効果があると期待されています。

県は去年、一部の農家で効果を調べたところ、この農薬を使った水田ではウンカの被害がほとんどなかったということです。

県地域農業振興課の山崎修一主幹は「指導員などを通して新しい農薬の普及に努めるとともに、
農家への指導を徹底し来年度は被害を減らしたい」と話していました。

01/15 12:20