慶大に引き続き報告要請 基準協会、内容不十分 新司法試験類似論点の提示の再発防止策

2010年3月25日 産経新聞

 新司法試験考査委員だった元慶応大法科大学院教授が平成19年、新司法試験の前に実際の出題に類似した論点を
学生に説明していた問題で、大学基準協会は25日、慶大がまとめた再発防止策は内容が不十分として、
10年度以降も引き続き報告書を出すよう求めた。
 協会によると、慶大が設置した外部調査委員会の4人のうち2人が慶大関係者で、委員の外部性が十分に確保できていない上、
再発防止策の履行状況について学内の周知も徹底されていないとしている。