履歴書撮影、LINEで送信 天理市職員を懲戒 「応募者が見つかり、安堵して」
https://mainichi.jp/articles/20200116/k00/00m/040/086000c
毎日新聞 2020年1月16日 12時10分(最終更新 1月16日 12時33分)


 奈良県天理市は16日、総務部の課長級の50代男性職員が、市のアルバイト応募者の履歴書を
無断でスマートフォンで撮影し、無料通信アプリ「LINE(ライン)」で同僚や友人に送ったとして、
職員を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分にしたと発表した。処分は15日付。

 市によると男性は昨年12月、総務部で募集していたアルバイトの応募者1人の履歴書の写真や住所、経歴などが記載されている部分をスマホで撮影。
個人的につながりがあった同僚やOB職員、友人ら計23人に送信した。

 男性は日常生活の様子などを普段から知人らにアプリで報告していたといい、
「いつものように軽い気持ちで送ってしまった。(応募者が)やっと見つかったという安堵(あんど)の気持ちもあった」と話しているという。
受け取った同僚らが男性の上司などに指摘して発覚したという。

 同市の並河健市長は「市民の皆さまの信頼を著しく損なう事案が発生したことは誠に遺憾であり、心よりおわび申し上げます」とのコメントを発表した。