【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米大統領は18日、日米安全保障条約の改定60年に際し、「友人である安倍晋三首相と茂木敏充外相、河野太郎防衛相らを含む日米の卓越した指導者たちに祝意を贈る」との声明を発表した。

 トランプ氏は「偉大な両国の堅固な同盟関係は、過去60年にわたって米国と日本、インド太平洋地域と世界全体の平和と安全、繁栄に向け必要不可欠となってきた」と指摘。その上で「安全保障環境が変容し続け新たな諸課題が持ち上がる中、同盟を一層強化し、深化させていかなくてはならない」と訴えた。

 トランプ氏はさらに「両国の相互安全保障をめぐる日本の貢献が向こう数カ月から数年のうちに一層拡大し、同盟が引き続き前進していくことを確信している」と強調した。日本に対し防衛費の増額や駐留米軍経費の負担増を暗に求めたものとみられる。

産経ニュース 2020.1.19 10:23
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